整骨院やカイロプラクティックを利用できる場面をご説明しております。

整骨院やカイロプラクティックを利用できる場合がある

整骨院での施術費用の賠償責任が肯定される場合とは

整骨院、カイロプラクティック、鍼灸院での施術費用はどんな場合でも支払ってもらえるわけではありません。
 判例がこれらの費用の請求を認容するケースは、 
その施術が医師の指示に基づく場合、
もしくは
症状に対して有効かつ相当なものであると認められる場合
に限られています。

 

施術費用の支払いを求めるためにどう対応すべきか

 整骨院での施術費用は必ずしも損害賠償の対象となるわけではありません。
 それゆえ、加害者や保険会社に対して、整骨院へ通院したいが、施術費用は支払ってもらえるか、確認してから通院された方がよいと思います。
 整骨院等へ通院したい旨相談してみたら、前向きに検討してくれたというケースは多くあります。

 

 加害者や保険会社から、整骨院等での施術費は支払えないと断られたら、まずは医師に対してご相談されてみてはいかがかと思います。
 医師が整骨院等で施術を受ける必要があると判断すれば、その旨の診断書を書いてくれるはずです。

 

 医師から診断書を書いてもらえなければ、施術が症状にとって有効かつ相当なものかを慎重に吟味する必要があります。
 施術が有効であるとの診断書がなくとも、施術が有効かつ相当であると判断し、施術費の支払義務を肯定する判例は珍しくはありませんが、必ずしも裁判所が加害者の支払義務を肯定してくれるとは限りません。
 最終的に加害者や保険会社から施術代を支払ってもらえないことも念頭に置いておかなければなりません

 

 整骨院等に通院したいけれど、加害者や保険会社が了解してくれなくて困った、という状況であれば、桜風法律事務所までご相談ください。

弁護士窪川亮輔

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